皇后陛下(以下、雅子さま)が米国の名門ハーバード大学卒業というのは世界的に知られた事実です。
然し、ネット上では今でも「雅子さまはハーバードではなくラドクリフ女子大卒、経歴詐称だ」と誤解して発言する人がいます。
これはハーバード大学とラドクリフ女子大学の歴史が非常に複雑なために起こった誤解です。
アシッドさんがこの問題について明確な説明をされているXのポストをまとめてくださっているのでぜひお読みください。
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ハーバード大学とラドクリフ女子大学の完全合併に時間がかかった理由の一つが、ラドクリフ女子大学がヘレン・ケラーをはじめ、米国を代表する知識人女性たちの出身校だったことがあげられます。
例えハーバードとの合併であっても名門ラドクリフの名前が消滅してしまうことには大きな抵抗がありました。
米国女性にとって「ラドクリフ出身」というのは日本人が想像する以上のステータスです。
そのような経緯もあり、完全合併には予想以上の時間がかかり、それが誤解の原因になりました。
また、合併はあくまでも学部(学士号)での話で大学院(修士と博士)はハーバードだけでしたので、ハーバードの大学院の卒業生に関してこういった誤解がありませんでした。
例えば、日本人女性として初めてハーバード大学経営大学院でDBA(経営学博士号)を1985年に取得した石倉洋子教授(初代デジタル庁デジタル監)の経歴にはラドクリフの名前はでてきません。
いずれにしても、雅子さまがハーバード大学を卒業されているのは公的にも間違いのない事実です。
ハーバード大学とラドクリフ女子大学の歴史をしっかりと理解すればこのような誤解もなくなるでしょう。
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